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暮らしの手帖

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これは雑誌『暮らしの手帖』の表紙をめくった裏側にいつも書いてある言葉です。

雑誌といえばこの場所には広告が掲載されていることがほとんど、というか当たり前。
それは出版社が雑誌における大きな収益を広告費が占めているからです。
そうなるとどうなるでしょう?
本来は確かな情報を伝えるために“雑誌”というツールがあるはずなのに、これでは広告を掲載している企業に対する情報は良い部分しか伝えることが出来ません。
最近は雑誌と企業がタイアップした“広告に見えない広告”など、雑誌によっては半分近く広告になっていることもあります。
その雑誌が“エコ”や“ロハス”を特集し、過剰包装の付録を付ける。
これでは雑誌の在り方として本末転倒です。

お店での待ち時間にお客さまに渡すいい雑誌はないか・・・
そんな時『暮らしの手帖』を手にしました。
大きくてきれいな写真。
居・食・住の解りやすい特集。
すてきなエッセイなどなど。
「買物案内」というコーナーでは毎回数社のメーカーの1つのアイテムにテーマを絞り、使い勝手や値段を比較します。
これはメーカーから支給されるものではなく、編集部が実際に買って試しているそうです。
この読者目線の企画って好感持てます。
驚くのは自社商品(特集としてつくられた本など)以外の広告がありません。
その分日常の中で役に立つ情報満載です。
あくまでも読者目線で伝えられる偽りのない確かな情報。
それは創刊者の大橋しずこさんの努力と好奇心から作られた賜物と思われます。
若い時からオシャレでアクティブ。
「女性の役に立つ雑誌を出版したい」と戦争中の防空壕の中で考えたそうです。
バイタリティー溢れ、編集部のみんなから「しずこさん」と呼ばれ親しまれるこの方は現在90歳。
今も毎日出勤しているそうです。

もちろんファッション誌などの華やかな雑誌も読みますが、この雑誌を読んでいるととても穏やかな気持ちになります。
読みやすい文章のせいもあるかなぁ。 
お店で施術の待ち時間に、つい読みふけってしまうお客様も多いです^^

二ヶ月に一度の発売だから読み物が多くてもじっくり読めるし、流行の特集じゃないから捨てずに取っておいて古いものもまた読み返せる。(あ、そういえばあの時の特集。。なんて読み返すこともしばしば。)
そしてなにより“読者に伝えたい”という姿勢。
これって“雑誌”の在るべきカタチだと思う。

忙しくておろそかにしてしまいがちな日々の生活にさりげなく潤いを与えてくれる。
そんな雑誌です。
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◇    今週のcaci-suは。。。

      ○ ピーナッツクッキー
      ○ レモンティークッキー          です^^  (各¥250)
by olive060502 | 2010-05-27 14:27 |